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消防署からのお知らせ

冬山遭難事故をなくそう


12月に入り、本格的な冬山シーズンを迎えました。年末年始にかけて登山を楽しむ人がいる一方、ちょっとした油断や準備不足から毎年多くの遭難事故が発生しています。
「兵庫県山の遭難対策協議会」では冬山登山の留意点などをまとめたパンフレットを作成し、事故防止を呼び掛けています。これを参考に事故のない冬山登山をお願いします。

  • 登山時の注意点(パンフレットからの引用)

・冬山の心構え
天候が健康状態が不安なときには登山を中止する勇気を持ち、引き返す機会を誤らないようにしましょう。
「せっかく来たのだから」と無理をするより「また来れるのだから」という気持ちを持ちましょう。

・登山届を忘れずに
山へ登るときは登山口のポスト、入山地の警察署、交番、駐在所などに必ず届け出ましょう。

・単独登山は厳禁です
未山経験者や少し経験のある中高年の単独登山者の遭難事故が増加しています。一人での登山は気ままに行動できますが、万が一遭難が起きた場合に生命の危機につながります。経験あるリーダーと一緒に登りましょう。

・登山計画は綿密に
1 グループの中から、経験、技術、判断力、体力の豊かな人をリーダーに選びましょう。
2 リーダーは、そのメンバーの体力・健康状態・登山経験をよくみて、山の決定、行程及び日没時間などを充分に検討して、無理のない計画をたてましょう。
3 装備を整えましょう。特に非常食、救急用品、雨具、通信機器、着替えなどの用意をしましょう。

・事前に山の状況を調査研究しておこう
1 コース、ルート、山小屋などの状況を事前に調査し、年齢や体力に応じた適切な時間配分をしましょう。
2 冬山では、降雪時や大雪の直後、気温上昇時などに、雪崩が発生しやすいので注意が必要です。入山時の遭難例を調べるとともに、気温記録などについても確認しておきましょう。

・出発に際して
1 リーダーは全員の健康状態を把握し、全員が家族や勤務先への連絡が確実になされているのか確認しましょう。
2 通話手段として携帯電話は便利ですが、山では通話できない地域も多く過信は禁物です。コースの要所で通話可能かどうか確認してください。また、予備のバッテリーも忘れず持参しましょう。
3 服装は明るい目立つ色(オレンジ等)の上着を着用するようにし、万が一遭難してしまったら、上空の開けたヘリコプターから発見されやすい場所で救助を待つようにしましょう。

もっと詳しく ⇒ パンフレットはこちら



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