(趣旨)

第1条　消防法(昭和23年法律第186号。以下「法」という。)第9条の4及び第3章の施行に関する事務処理については、危険物の規制に関する政令(昭和34年政令第306号。以下「政令」という。)、危険物の規制に関する規則(昭和34年総理府令第55号。以下「省令」という。)、南但広域行政事務組合火災予防条例(平成25年南但広域行政事務組合条例第24号。以下「予防条例」という。)、南但広域行政事務組合火災予防規則(平成25年南但広域行政事務組合規則第30号。以下「予防規則」という。)及び南但広域行政事務組合消防危険物規則(平成25年南但広域行政事務組合規則第31号。以下「規則」という。)によるほか、この訓令に定めるところによるものとする。

(事務の専決)

第2条　この訓令に基づく事務の専決は、南但広域行政事務組合決裁規程(平成25年南但広域行政事務組合訓令第4号)により行うものとする。

(申請の処理)

第3条　消防長又は消防署長は、規則第4条第1項の規定による危険物の仮貯蔵又は仮取扱いの承認申請があったときは、危険物仮貯蔵・仮取扱承認申請処理簿(様式第1号)により受け付け、審査するとともに現地調査を実施し、調査書(様式第2号)を作成するものとする。

(申請の処理)

第4条　消防長は、法第11条第1項の規定による製造所、貯蔵所又は取扱所(以下「製造所等」という。)の設置又は位置、構造若しくは設備の変更の許可申請があったときは、危険物製造所等設置許可申請処理簿(様式第1号の2。以下「許可申請処理簿」という。)により受け付け、審査するとともに現地調査を実施し、調査書(様式第2号)を作成するものとする。

(許可書の交付)

第5条　消防長は、規則第6条前段による許可書は、次に定めるところにより処理するものとし、これに添付する許可申請書の副本の添付書類の各葉に別図第2号の表示をするものとする。

(移動タンク貯蔵所の位置変更)

第6条　消防長は、移動タンク貯蔵所の位置変更後の許可行政庁から変更許可の通知を受けたときは、危険物台帳から抹消するものとする。

(公安委員会等への通報)

第7条　消防長は、政令第7条の3に掲げる製造所等に係る法第11条第1項の規定による許可をしたとき、又は法第11条の4第1項の規定による届出を受理したときは、政令第7条の4の区分に応じて危険物施設の設置及び変更の状況について(通知)(様式第5号)に申請書正本の写しを添えて兵庫県公安委員会に通報しなければならない。

(不許可の処理)

第8条　規則第6条の規定により不許可の通知をするときは、当該申請に係る許可申請処理簿(様式第1号の2)の備考の欄にその旨を記載しておくものとする。

(許可の取消しの申出)

第9条　消防長は、製造所等の許可の取消しの申出があったときは、製造所等の許可の取消願(様式第6号)に当該許可書及び許可申請書の副本を添えて提出させるものとする。

(申請の処理)

第10条　消防長は、政令第8条第1項の規定により製造所等の完成検査申請があったときは、許可申請処理簿(様式第1号の2)により受け付け、調査書(様式第2号)を作成するものとする。

(完成検査済証の交付)

第11条　消防長は、政令第8条第3項の規定により完成検査済証を交付するときは、次に定めるところにより処理するものとする。

(完成検査の不適合の通知)

第12条　消防長は、規則第8条の規定により完成検査の不適合の通知をするときは、当該完成検査に係る許可申請処理簿(様式第1号の2)の備考の欄にその旨を記載しておくものとする。

(申請の処理)

第13条　消防長は、法第11条第5項ただし書の規定により製造所等の仮使用の承認申請があったときは、仮使用承認申請処理簿(様式第1号の5)により受け付け、審査するとともに現地調査を実施し、様式第2号の調査書を作成するものとする。

(承認の取消し)

第14条　消防長は、規則第10条の規定により仮使用の承認取消しの通知をするときは、当該申請に係る仮使用承認申請処理簿(様式第1号の5)の備考の欄にその旨を記載しておくものとする。

(申請の処理)

第15条　政令第8条の2第6項の規定により完成検査前検査の申請があったときは、完成検査前検査申請処理簿(様式第1号の6)により受け付け、審査するとともに様式第2号の2の調査書を作成するものとする。

(完成検査前検査)

第16条　消防長は、政令第8条の2第7項の規定による完成検査前検査(政令第8条の2の2の規定による水張検査又は水圧検査を含む。)の適合の通知(水張検査又は水圧検査にあってはタンク検査済証の交付)をするときは、次に定めるところにより処理するものとする。

(完成検査前検査の不適合の通知)

第17条　規則第11条第2項の規定により完成検査前検査の不適合の通知をするときは、当該申請に係る完成検査前検査申請処理簿(様式第1号の6)の備考の欄にその旨を記載しておくものとする。

(許可申請の取下げ)

第18条　消防長は、製造所等の許可申請を取り下げる旨の申出があったときは、製造所等の許可申請の取下げ願(様式第7号)を提出させるものとする。

(完成検査前検査申請の取下げ)

第19条　前条の規定は、完成検査前検査申請の取下げの場合について準用する。この場合において、前条第1項及び様式第6号中「許可」とあるのは「完成検査前検査」と、同条第2項中「許可申請処理簿(様式第1号の2)」とあるのは「完成検査前検査申請処理簿(様式第1号の6)」と読み替えるものとする。

(完成検査済証及び許可書の再交付)

第20条　消防長は、省令第6条第3項の規定による完成検査済証及び規則第7条第1項の規定による許可書の再交付の申請があったときは、製造所等各種届出処理簿(様式第1号の4)により受理するものとする。

(タンク検査済証の副本の再交付)

第21条　消防長は、規則第12条第1項の規定によりタンク検査済証の副本の再交付申請があったときは、製造所等各種届出処理簿(様式第1号の4)により受理するものとする。

(製造所等の譲渡又は引渡等の届出の処理)

第22条　消防長又は消防署長は、法第11条第6項の規定による製造所等の譲渡若しくは引渡しの届出、法第11条の4第1項の規定による危険物の品名若しくは数量の変更の届出又は法第12条の6の規定による製造所等の用途の廃止の届出があったときは、審査し、支障がないと認めたときは、製造所等各種届出処理簿(様式第1号の4)により受理し、危険物台帳(様式第8号)にその旨を記載しておくものとする。

(危険物保安統括管理者の届出の処理)

第23条　消防長又は消防署長は、法第12条の7第2項の規定による危険物保安統括管理者の選任及び解任の届出があったときは、次に定めるところにより処理するものとする。

(危険物保安監督者の届出の処理)

第24条　消防長又は消防署長は、法第13条第2項の規定による危険物保安監督者の選任又は解任の届出があったときは、危険物保安監督者選・解任届出処理簿(様式第1号の8)により受理し、危険物台帳(様式第8号)に必要事項を記載するものとする。

(申請の処理)

第25条　消防長又は消防署長は、法第14条の2の規定により予防規程認可申請があったときは、予防規程認可申請処理簿(様式第1号の9)により受け付け、審査するとともに調査書(様式第2号)を作成するものとする。

(不認可の処理)

第26条　第3条第2項の規定は、前条の予防規程を認可しない場合について準用する。この場合において、第3条第2項中「不承認」とあるのは「不認可」と、「危険物仮貯蔵・仮取扱承認申請処理簿(様式第1号)」とあるのは「予防規程認可申請処理簿(様式第1号の9)」と読み替えるものとする。

(定期点検結果の届出等の処理)

第27条　消防長又は消防署長は、規則第18条の規定による定期点検の結果の届出があったときは、製造所等定期点検結果届出処理簿(様式第1号の10)により受理し、様式第8号の危険物台帳に必要事項を記載するものとする。

(移送経路に関する書面)

第28条　消防長は、省令第47条の3第2項に規定する危険物の移送経路等に関する書面の送付があったときは、次に定めるところにより処理するものとする。

(製造所等の軽微な変更の届出の処理)

第29条　消防長又は消防署長は、規則第22条第1項の規定による製造所等軽微変更の届出があったときは、審査し、支障がないと認めたときは、製造所等各種届出処理簿(様式第1号の4)により受理するとともに危険物台帳(様式第8号)に必要事項を記載しておくものとする。

(製造所等の休止・再開の届出の処理)

第30条　消防長又は消防署長は、規則第23条第1項の規定による製造所等の休止・再開の届出があったときは、製造所等各種届出処理簿(様式第1号の4)により受理するとともに危険物台帳(様式第8号)に必要事項を記載しておくものとする。

(製造所等の作業の届出の処理)

第31条　消防長又は消防署長は、規則第24条第1項の規定による製造所等の作業の届出があったときは審査し、支障がないと認めたときは、製造所等各種届出処理簿(様式第1号の4)により受理するとともに危険物台帳(様式第8号)に必要事項を記載しておくものとする。

(危険物の取扱作業に従事する者の届出の処理)

第32条　消防長又は消防署長は、規則第25条第1項の規定による危険物取扱作業従事者の届出があったときは審査し、支障がないと認めたときは、様式第1号の11の危険物取扱作業に従事する者の届出処理簿により受理するとともに危険物台帳(様式第8号)に必要事項を記載しておくものとする。

(災害発生の報告の処理)

第33条　消防長又は消防署長は、規則第26条の規定による災害発生の報告があったときは、製造所等各種届出処理簿(様式第1号の4)により受理するとともに危険物台帳(様式第8号)に必要事項を記載しておくものとする。

(収去した危険物等の鑑定の処理)

第34条　消防長は、規則第27条の規定により収去した危険物又は危険物であることの疑いのある物の鑑定を依頼するときは、危険物等(様式第9号)の判定依頼書に必要な資料を添付して調査機関に送付するものとする。

(証明願の処理)

第35条　消防長又は消防署長は、製造所等に係る証明を受けたい旨の願出があったときは、証明に必要な書類を2部提出させ、各種届出処理簿(様式第1の4)により受理するものとする。

(自動車保管場所確認願の処理)

第36条　消防長又は消防署長は、給油取扱所の空地が、自動車の保管場所の確保等に関する法律(昭和37年法律第145号)第2条第3項の規定する保管場所として届出又は許可済みのものであることの確認を受けたい旨の願出があったときは、確認願(様式第10号)を2部提出させ、各種届出処理簿(様式第1の4)により受理するものとする。

(少量危険物取扱所の届出の処理)

第37条　消防長又は消防署長は、予防条例第55条の規定による指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物の貯蔵又は取扱い(以下「少量危険物取扱所」という。)に関する届出があったときは、次に定めるところにより処理するものとする。

(指定可燃物等の届出の処理)

第38条　前条の規定は、予防条例第55条第1項又は第2項の規定による指定可燃物等の貯蔵又は取扱いに関する届出の処理について準用する。この場合において、同条中「少量危険物取扱所」とあるのは、「指定可燃物等取扱所」と読み替えるものとする。

(少量危険物等タンク検査申請の処理)

第39条　消防長又は消防署長は、予防条例第56条の規定による指定数量未満の危険物及び指定可燃物等のタンクの水張検査又は水圧検査(以下「少量危険物等タンク検査」という。)の申請があったときは、南但広域行政事務組合消防事務手数料条例(平成25年南但広域行政事務組合条例第23号)第2条第2項の規定に基づき手数料を徴収し、少量危険物等タンク検査申請処理簿(様式第11号)により受け付け、様式第2号の2の調査書を作成するものとする。

(少量危険物等タンク検査済証の交付)

第40条　消防長又は消防署長は、予防規則第7条第2項の規定による少量危険物等タンク検査の適合を通知するときは、次に定めるところにより処理するものとする。

(危険物台帳の作成)

第41条　消防長は、製造所等の設置許可を与えたときは、危険物台帳(様式第8号)を作成するものとする。

(申請書等の保管)

第42条　消防長は、次に掲げる申請書等は、保存ファイルに編冊し、保管するものとする。

(月例報告等)

第43条　予防課長は、危険物規制事務に関する定例的な報告は、別に定めるもののほか、次のとおりとする。

(書類の受付)

第44条　この訓令に係る申請書及び届出書等に係る受付は、別図第8号の印を用い、担当者の印で割印しておくものとする。

(実施細目)

第45条　危険物規制事務を統一的に処理するため、細目は、別に定める。